フィルムは全面保証の時代へ 「複屈折イメージング」で不良品流出防止

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2022/9/22配信メルマガ

フィルムの全面保証でお困りではありませんか?

ディスプレイの大型化、薄膜化、高精細化の流れにおいて、光学フィルムの原反や延伸フィルムの品質要求が高まっています。

弊社では研究開発や抜取り検査用の卓上型の複屈折イメージング装置を販売しておりましたが、インラインでの全面検査のニーズを受け、2016年よりインラインタイプのKAMAKIRIシリーズを量産ライン向けに販売を始めました。

そこで、今回はインラインタイプのKAMAKIRIシリーズでの計測事例をもとに全面保証へのアプローチについて紹介します!

全面保証へのアプローチ

量産ライン向けKAMAKIRI STS-LS
https://www.photonic-lattice.com/products/kamakiri-sts-ls/

KAMAKIRI STS-LSは、KAMAKIRIシリーズの中で唯一複数台のカメラの画像を連結し、1画面上で全幅のフィルムの複屈折画像を表示することが出来ます。

従来の位相差計のようなグラフ表示はもちろん、位相差または主軸方位の測定画像がライブで表示・更新されます。

現場では、急遽発生する周期的な横ダンや斜めスジ、連続的な斑点ムラをこのライブ画像で確認することができるため、素早く不良を察知し、生産ラインの改善へアプローチが可能です。

 

測定例

透明光学フィルム(PVA,COC,COP,TAC,PC,PET,PMMA,PI)の光学歪や配向方位のムラ評価・検査用に活用されています。
https://www.photonic-lattice.com/case/case-811/

 

新機能ライブサンプリング機能

最近では、全面保証用のデータ帳票の出力が望まれており、2022年9月より新機能「ライブサンプリング機能」が追加されました。

「ライブサンプリング機能」は工場のDX化の流れに伴い、KAMAKIRIのデータを自社サーバで保管・運用したいというニーズに応え、一定時間間隔で計測したデータをCSVファイルに出力する機能です。

全面データの統計解析、管理データ作成の自由度が高まり、全面保証に向けた運用を後押しいたします。

カテゴリ

  • #全長全幅フィルム品質制御ソリューション
  • #インライン/オフライン複屈折マッピング計測装置

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