フィルムの複屈折をインライン全面検査

欠陥箇所の特定、成膜最適化、ロールの廃棄低減

 液晶ディスプレイ用の位相差フィルムは、スマートフォンの画面の高精細化や高画質化のニーズの高まりとともに、これまでは気にならなかった局所の光学ムラ低減が注目されています。特にスジ状のムラであったり、斑点状のムラはディスプレイのコントラストを低下させ、人間の目で欠陥として視認しやされやすくなります。このような背景から、位相差フィルムや直線偏光フィルムに求めらる位相差・配向方位の品質要求が高まっています。しかし、従来の点計測装置では、固定位置またはトラバースでの検査のため未検査領域が存在し、この領域に発生した光学ムラが、生産するフィルムロールの歩留まりや、携帯端末のディスプレイ品質を低下させてしまうことが課題となっています。

当社製品のKAMAKIRIを用では、同時技術で世界発のフィルム全面検査を実現しています。また、内部機能によって万が一突発的な光学ムラが発生しても、リアルタイムにアラームを発生でき、不良箇所の流出を防止できます。また、製造段階での全面データが保存されることから、トラブルの発生時の原因解析にも効果があり、材料メーカ様とディスプレイメーカ様のコミュニケーションを支援しています。KAMAKIRIは販売開始以降、日本国内をはじめとして、韓国、中国、台湾のディスプレイ用の光学フィルムメーカに公表を頂いています。

最適プロセスの確立を短時間で

プロセス開発の現場では、最適条件出しの短期間化が常に要求されます。また、ひとつのラインで多品種のフィルムを生産する場合には、生産品切り替えのたびにプロセスの確認作業が必要になります。そうした場合に、様々な生産条件を微調整しながら、リアルタイムに光学特性の変化を確認できるKAMAKIRIは、圧倒的な効率化を強力にサポートします。
これまで職人技に頼っていた生産体制の安定化が、KAMAKIRIによりデータに基づく確実かつ効率的なプロセスになることが期待されます


スポットムラ        MDスジ

フィルムの温度分布をインラインで評価

フィルムの製造において、温度のコントロールはフィルムの物理的な特性を決める大きなファクター。
しかしながら、透明なフィルムの面内温度ムラを計測することは困難でした。KAMAKIRIシステムに赤外線カメラを組み合わせることで、ダイ出口の温度ムラやチラーロールへの接触部分の温度変化、ヒータ加熱部の温度ムラの評価が可能になりました。

一般的なサーモグラフィ        当社製品A67シリーズ
  
背景温度を評価            表面温度を評価

カテゴリ

  • #全長全幅フィルム品質制御ソリューション
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