CFRP破断時の発熱プロセス解析

中央にスリットが入ったCFRPを引っ張り試験にかけた際の「温度変化」を【冷却式赤外線ハイスピードカメラ】で撮影しました。
スリットの両端部に応力が集中することで徐々に温度が上昇し、その温度分布は繊維方向に沿って広がっている事が分かります。

また、材料の表面温度から引っ張り応力による材料内部の歪みを間接的に可視化することができています。
破断の瞬間の温度が最も高く、裂けた箇所は初期状態から約40度の上昇がみられました。

お客様からは以下のコメントを頂きました。

「従来のサーモグラフィでは、破断時の高速現象において一瞬の温度変化をとらえることができないが、このカメラは瞬間的に材料に発生する熱を正確に評価できている」

圧倒的な感度を持つ【冷却式赤外ハイスピードカメラ】では、わずかな変形によって発生する微小な温度変化を、1ms以下の時間分解能で可視化する事ができ、材料特性の評価に新しい発見を与えます。

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