軸対称偏光レーザの紹介ページ
2. 軸対称偏光レーザの作り方
軸対称偏光レーザは普通のレーザ発生器からは生じません。その作り方には、大きく分けて次の3つの方法があります。
1.通常のレーザを高精度に組み合わせて作り出す。
2.通常のレーザを特殊なフィルターに通して作り出す。
3.軸対称のレーザを発生するようなレーザ発生器を作る。
上記1の方法には、高精度な位置合せ装置が必要になります。また、上記2の手法を実現する特殊なフィルターとして、液晶素子や当社のフォトニック結晶などが使われています。
しかし、もっと簡単に3つ目の方法で軸対称レーザを作ることができるのです。
レーザ発生器の基本構成は、下左図に示すように2枚の鏡の間に増幅部を挟んだ構成です。上手に配置すると、ハーフミラーにした出力ミラー側からレーザ光が発生します。
このとき、出力ミラーを当社の同心円型フォトニック結晶偏光子に取り換えるだけで、放射状偏光ビームや同心円状偏光ビームを発生させることができるのです。
フォトニック結晶偏光子なら、同心円状の偏光子を作ることはお手のものです。
また、同じ同心円状のパターンでも、膜厚を調整することで透過軸を放射状にも同心円状にも設計することができるので、放射状偏光ビームも同心円偏光ビームも自在に作ることが出来ます。
しかも積層数の変更により反射率を容易に調整できますので、レーザ発振に適した反射率に作製することができるのです。
更に構成材料は無機材料ですから高い耐久性能をもち、高出力な軸対称偏光レーザ発振に必要とされる特性を全て兼ね備えています。
これまで発生させること自体が難しかった軸対称偏光レーザを、簡単な実験装置で作り出すことができるようになりました。
レーザ光の新しい機能・応用を開拓する強力なツールとして、ぜひ軸対称フォトニック結晶偏光子を御活用下さい。
YAGレーザ(波長1064nm)用の軸対称偏光子は、当社の標準製品として、2007年7月発売開始しました。
また、当社のフォトニック結晶素子に関するより詳しい技術情報はこちらのページを御覧下さい。
