偏光縦スリットには、物理的に光を切り分けるピンホールには無いユニークな機能を盛り込むことが可能です。
例えば、通常は合焦点の光だけを透過させますが、
出射側の偏光子の向きを回転させることで合焦点光とピンボケ光の透過比を変化させることができ、
ピンボケ光だけを透過させることも可能です。
効率的な偏光縦スリット機能を実現する為には、異方性軸の異なる2種類の波長板がシャープに接していることが必要です。
このような接合境界のない波長板は、自己クローニングフォトニック結晶により実現できます。
下図に、用いたフォトニック結晶波長板の概念図と実際に試作した波長板アレイの境界付近のSEM観察像を示します。
顕微鏡以外にも、偏光縦スリットの応用範囲は広がります。
例えば、わずかな焦点位置の変化で急激に透過/遮断が切り替わる特性を生かして、
多層光ディスクの層間クロストーク低減に用いることも検討されています。
更に新しいアプリケーションを、当社は探索し続けます。